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シンポジウム聴講記 [医療記事]

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4月28日午後一時半より、「産科医療」の事故・裁判・質・システムを考えるシンポジウム(URLはこちら)を、聴講してきました。
この会の主催は、「医療情報の公開・開示を求める市民の会」(URLはこちら
           「陣痛促進剤による被害を考える会」(URLはこちら

このブログでは、医師の立場で感じたことを素直に書いてみたいと思います。このブログを読んでくださる方に最初に言っておきたいことあります。

1)彼らは、自分らの信念のもと、一生懸命活動していることは認めます。私は、彼らを批判しても誹謗・中傷する気はありません
2)ネット上の情報であれ、シンポジウムの情報であれ、情報発信側の意図が入り、事実と意見がわかりにくくなることがあります。ですので、私が発信する情報であれ、彼らが発信する情報であれ、、マスコミ情報であれ、情報の受け手側は、慎重であってほしい。特に、非医療者の方々が、彼らの意見のみをうのみにして、医療不信に陥ってしまうことを最も懸念します。

前半は、シンポジウムの進行に添って、できるだけ自分の意見を排除して、彼らが語った内容を記載してみます。(多少の聞き違い、記憶のあいまいさに基づく不備はご容赦ください)、後半は、彼らが語った内容を元に、自分の考えを展開してみたいと思います。

【前半】
会場費1000円を払い、茶封筒を手渡された。その中には、レジメと自分達が出版した本の宣伝そしてアンケート用の紙切れ、質問用の紙切れが入っていた。会場に入ると、かなりの聴衆であった。周りにマスコミクルーが多数いた。シンポジウムは2部構成。第1部はシンポジストの講演。聴衆からの質問はいっさいなし。質問を会場に投げかけられることはなかった。質問のある人は同封の紙を利用して、第1部終了後に渡してくださいとの案内があったのみであった。

最初に、司会者の勝村氏より、病院でのお産は病院の都合で自然分娩に逆らったもので容認できない。一方、助産所によるお産(全体の2%)は、自然分娩だからよい。そういった主張を曜日別出産のデータを示しながら論を展開していた。(この論に対しては、この方(非医療者)の意見を私も支持します。)

●出元明美氏の講演
タイトルはリピーター医師となっているが、ここでは、同じ事故が違う医療機関によって繰り返されることの問題も言いたいと初めに言っていた。事故事例の講演報告が主体であった。この薬の恩恵にあずかった人と事故との対比という視点からの言及は一切なかった。最後に、「事故は防げる」と力強く宣言していた。

●吉野克則氏の講演
横浜堀病院の母体死亡事故の家族の立場でありながら、自分がマスコミ人の立場であることを告白して講演が始まった。刑事事件の端緒は、自分が直接県警に行ったことだと言っていた。分娩監視中の内診は準看護師のみで、助産師や医師は一度も診に来なかったことを力強く講演していた。起訴猶予に終わったことに対する不満が強く述べられ、その中で、堀院長が医籍を返上しなかったので、そのことを追求してやっと先月返上したことを言っていた。産婦人科不足問題についても自論を展開した。「一部に訴訟が多いので産婦人科医が辞めているという話がある。」「一つ一つの事故は別だ。」「被害者と産婦人科医が減っていることは少なくとも関係ない。ろくに調べもせずに妊産婦を人質にとるような言い方は止めていただきたい。」とこのあたりでかなりヒートアップしていた。最後に、こんなこともいっていた。「(医療者側は)事故があったら、どうしてそこに何かあると思えないんですかね」

●高崎氏(夫、義父)
彼らが壇上にあがるといっせいにマスコミが動いた。一番の注目であったようだ。先ずは、夫からの話。大淀病院での対応に疑問を感じていると明言。病院に話を聞きにいったとき、一回目は関係者全員がそろっていなかった。二回目は、弁護士さんだけだった。「なぜ?」と思ったと語っていた。待たされている間が不安で不安でしょうがなかった。(ここで涙)。自責の念にかられること。自分も死にたいと思ったことを告白された。次に、義父からの話。大淀病院は面子にこだわっておられるように見えたこと。面子のあまり転送にこだわったのかと思ったこと。家族の心配に対して平然としていたこと、患者を助ける気持ちが感じられなかったことを述べていた。(途中涙。会場も見渡すと女性の眼に涙もちらほら) 実母の手紙も公表された。大淀病院への不信。国循への感謝の気持ちが述べられた。(このシンポジウムを通して医療への感謝の念が表明されたのはここだけであった) 手紙は、医師である前に一人の人間として気持ちをもっていてほしいという言葉で終わった。

●鳥集氏(とりだまり:本名)
「医師を罰するべきではないのか?」というタイトルで福島大野病院事件の件が述べられた。当時者のK医師の評価は、直接会って取材をしたがまじめな医師であると評していた。彼は、講演の中で、医療者側が発する「不可抗力」という言葉に嫌悪感を示しながら、論を展開した。一部彼のスライド内容を引用する。結語としては、中立校正の組織による事故を再検証する必要性を訴えた。

解消されていない疑問点がたくさんある。裁判で初めて判明した事実もある。さらに、ご遺族は、経験した詳細な事実を、まだ公に語っていない。→「事故は不可避」と言われても到底納得できない。

不確実で部分的な情報しかなかったにもかかわらず、医師限定の閉鎖的なコミュニティーで、「事故は不可避」という前提で議論が進んだのではないかという疑問を払拭できない。医師団体は、「事故は不可避」という結論に至った議論の全てを、公開すべきではないか。

●打出氏
シンポジウムとして唯一の医師。自分が疲れたため、この方の話を聞いていません。従ってここでは書けません。

ここで休憩が入り、質問のある方は、この時間で司会まで紙を提出するようにとアナウンスあり。予定外の報告が一件ここで入った。高松赤十字病院 妊婦死亡事件の被害者である夫が登壇した。資料としてはカルテのコピーが手渡されていた。カルテを前置胎盤を低値胎盤と改ざんしたことと羊水塞栓で死亡したことが述べられた。改ざんと死亡の因果関係については、なんら論理的な説明はなかった。

次は、司会の勝村氏の進行方式は、会場とシンポジストの対話ではなく、各シンポジストが言いたいことを一方的にしゃべるだけの方式であった。ここで、医師掲示板の存在とそこで大淀町病院の詳細な経過がなされたことに対して、シンポジストの批判が集中した。特に石川弁護士が法的な立場からその問題を言及し、ここでは公表できないとは言いながらも、大淀町事件が訴訟準備中(民事?刑事?私はよくわかりませんでした)であることを示唆する発言を行った。また、ウィキペディアの話に出元氏が言及し、医療崩壊のページを私が書き換えようとしたらブロックが掛かっていて出来なったといっていた。そして、その対策を法的に講じている最中であると述べた。また、勝村氏は、医師としての立場から医師掲示板の問題をどう思うかを打出氏に問いかけた。打出氏は、批判的なコメントを行った。(記憶不確かなため具体的に書けない)

勝村氏が、会場からの質問を3つだけとりあげた。全部でいくつの質問が出されたのかは言及せずであった。
1つ目:開業医より「あなた方は、安全な医療についてどう考えているのか?医師にどうしてほしいのか?」
2つ目:医学生より「医学生がこれから訴訟の多い産科医をめざすとしたら、どんなメッセージを送りますか?」
3つ目:助産婦より (すみません、覚えていません)

1に対しての回答
著書に書いてあるというスタンスで会場では深くは言及せず。この回答をきっかけに、クレーマー患者という話題も触れられた。我々は、お金がほしくて訴訟するんじゃない。訴訟でしか真実が明らかにできないから仕方なくやっているいるんだ。そんな我々をクレーマーという枠組みでひとくくりにしてほしくない。金がほしいクレーマーは裁判なんかしませんと言い切っていました。(勝村氏の発言)
2に対しての回答
出元氏が回答した。裁判で訴えられる事例は、(医師側が(私の推測に基づいて補ったもの))そうとうひどいものだけです。自分達はそんなことはしないという気持ちであれば、決して訴えられることはありません。このように回答した。出元氏は、医療崩壊の問題にも触れ、次のように断定的な発言を行った。
「医療崩壊は、医師のレベルの低さのせいでおきた。レベルが低いのは自分達のせいだ!」
(さすがに、これを聞いたとき、自分の手が震え、内因性カテコラミンが急上昇し、自分を抑えるのに私は大変でした。)

以上がシンポジウムの私から見えた概要です。記憶違いはあるでしょう。当人達からすれば、「私はそんなことは言っていない。そんなつもりではない。」。そんなご指摘もあるでしょう。なにせ、私の記憶とメモのみがソースですから。ボイスレコーダーは使ってません。的確なご指摘に基づく訂正意見は受け付けますが、攻撃的と侮辱的と私が感じたコメントはいっさい公表しません。それは、あらかじめお断りしておきます。

【後半】 私の感想および意見

私は、この会に出て思ったことは、「医療事故は、医師が悪い」という結論ありきで、聞く耳をまったくもたない人たちが運営している会だなということです。「会場にどうしてマイクを向けないのですか?」「医療を良くするために、あなた達は活動しているのではないですか?」 まあ、こんなことを思いました。でも、会の方針を決めるのは、運営者の裁量だから、たとえ一方的でも、文句は言えないと思います。せめて、マイクを会場に向けてほしかった。私からの提案と受け取ってくれればと思います。

私は、彼らと論を戦わす気力はありません。疲れるだけだと思いました。しかし、私が伝えたいメッセージがあります。それは、彼らに対してではありません。数多くの静観している一般の方々に対してです。どうか彼らの発する情報をうのみにしないでください。それは、あなた自身が医療不信の心を植えつけられ、ひいては、あなたが医療を必要としたとき、その不信感がかえってあなたにつらい思いをさせてしまうことになるかもしれないからです。適正な医療行為には、患者と医師の信頼関係が前提になります。もし、それをあなた自身のほうから崩してしまったら、逆によい医療を受けるチャンスが少なくなるかもしれないと思えませんか?情報の受け取り手の方は、冒頭に書きましたように、情報の解釈に対して慎重であってほしいのです。 Aという事柄に、yesという意見があれば、どこかでnoという意見もあるのが世の常です。同様に、医療問題に関しても、彼らの主張があればその反対の主張もあるのです。自分がどの意見を支持するかは、自分の責任で選んでください。自分で責任をもつためには、賛成と反対の両方の意見に耳を傾けることからはじめてください。少なくも、彼らがそういう責任をもって自分の意見を述べているとは私にはとうてい思えませんでした。

さて、彼らの論法で私なりにおかしいなと思ったことをいくつかあげておきます。

※ 自分らの一経験(自分が関わった医療事故のこと)から、医師すべて・・・、医療すべて・・・ という安易な普遍化がいたるところで行われている。安易な普遍化の例) 私の知り合いのイタリア人は陽気だ。ゆえに、イタリア人はすべて陽気である


※ 医療者は真実を明らかにしていないだから信用できないと主張するが、不信感をいただいた相手に真実を明らかにしたと納得してもらうことは論理的に可能なのか?疑い出せば、永遠にいくらでも疑い続けることができるのではないか?真実を明らかにするとは、うそがないことを証明することであり、悪魔の証明のようなものだ。したがって、真実を明らかにしろと医療者側にいくら迫っても、確実な証明は不可能だと思う。つまり、相手を信頼しない以上、決して解決し得ない命題である。そんなことに当事者達は気がついていない。


※ 医師はネットで議論をするのが閉鎖的でけしからんという。これは、医師に限ったことではなく今の社会全体の風潮ではないのか?


※ 真実は追求すれば、どこかで可能性の場合分けにしか終わらないことがある。つまり、事実経過はわかっても医学的な判断が関与する部分については真実なんてだれにもわからないことがあるということの認識が欠落しているのでないか?真実、真実と騒いでいるだけで、思考が浅いように私には思えた。


※ 医療をよくしたいと思うなのなら、どうして、医師攻撃ではなく対話姿勢が打ち出せないのか、私には理解しかねる会だった。

彼らの意見に対して批判ばかりでは不公平ですから、確かに・・・と感じた点にも触れておきます。


※ 彼らの意見を聞いていて私が確かにと思ったこと。


自分の家族や自分自身に医療の中で予期せぬ悪い結果が起きてしまったのだから、「どうして」「なぜ」という気持ちが強くなるのは理解できる。そして、医療者のその家族側の気持ちに配慮するという視点が欠けていたがために、被害者としての苦しみを余計に与えてしまったのかもしれない。そうならば、それは医療者側が改善に努力を要することであると私は思う。

出元氏の発言は、医師全般を侮辱する発言ではないのかと私が感じたことをここで挙げておきます。
出元氏は、医療崩壊の原因を医師の低レベルのせいだと断言的に言いました
たとえ一部がそうであったとしても、ひとくくりにしてそう述べた以上、これは、医師に対する侮辱発言ではないでしょうか?私は問題だと思います。
もし、逆に、医療崩壊の原因は訴訟を起こす患者家族のせいだと断言的に言われたらどう感じますか?

医師も断罪されたら、つらい気持ち、やる気をなくす気持ちになるのです。医師に患者への共感を求めるのなら、同じことです。患者側も医師に共感の気持ちを示してほしいものです。

出元氏の発言が、真意からきてるものとすれば、永遠に医療者側との対話は無理でしょう。私はそう感じます。

コメント一覧
 長時間のご出席、本当にお疲れ様です。
 もはや、出元・勝村・石川・打出達には「(ブログ主削除しました)」としての表現しかおもいつきません。
 私たちは、もう逃げるしかないのでしょうか?
 闘う術はないのでしょうか?
 哀しいです。

written by akagama / 2007.04.29 18:28
小児科医です。出元氏は日本の医療がWHOにより世界1位であると認定されているのを知らないんでしょうか?
まあ統計データの検討もしっかりできてないようですから無理もないんでしょうけど
written by mao / 2007.04.29 20:06
某県立病院に長く勤めていたものです。先生の感情を抑制された文章から、主催者たちのヒステリックな様子がよくわかりました。明日につながるものが何も無いシンポジウムであったこともよく理解できました。お疲れ様、そしてありがとうございました。
written by 病院勤無為 / 2007.04.29 20:47
akagama様、mao様、病院勤無為様

コメントありがとうございます。皆様方に少しでも客観的な状況が伝われば幸いです。

written by なんちゃって救急医 / 2007.04.29 23:40
よくぞ先生我慢して出席されましたね。本当にお疲れ様でした。怒りでわなわなしてきます。
医療崩壊の原因は医師が低レベルなせいだと断言することは、医師にたいする侮蔑以外の何でもありません。私のブログにも一般人の方から同様のコメントが届いたことがありますが、反論する気にもならず無視しました。こういう人は何を言っても聞く耳を持たないと思います。たとえこちらが誠意を尽くしても通じない人たちです。

>適正な医療行為には、患者と医師の信頼関係が前提になります
その通りで、始めから医師に対して敵意むき出しにしてくる患者さんとは、よい関係は作れません。
つまり、よい医療が受けられなくなる、そのことを一般の方たちに気付いて欲しいです。

「医療者に誠意を求めるなら患者も医療者に対し誠意を見せよ」という主旨のエントリをトラックバックしました。


written by 春野ことり / 2007.04.30 00:28
ことり先生

コメントとトラックバックありがとうございます。
おっしゃるとおり、多くの方々に気づいてほしくて私はこのエントリーを書いたのです。

written by なんちゃって救急医 / 2007.04.30 00:48
はじめまして。↑で取り上げていただいたブログの管理人です。
うちのブログでコメントを戴いた方からの紹介でやってきました。

聴講記、読ませていただきました。
そして全くまとまりのない私の感想文を取り上げていただきましてありがとうございます。


私の中で何かもやもやしたままだったものがある程度すっきり整理されたように思います。
会場からの意見無しに進むことや安易な普遍化についてはシンポジウム途中で私も感じた疑問です。書いていて文章が散漫になったためこの下りは削除したのですが、やはり文章力の差かな、きちんとまとめられていて(こう言っては失礼かもしれませんが)感動しました。

トラックバックを打たせてもらって、構わないでしょうか?(うちのブログにお越しになったのであればご存じかと思いますが、ご覧のようなアニオタブログですけど……)

それと、最後に。一つ訂正を。
職種をばらすと一発で正体がばれてしまいますのでいえませんが、私、「病院勤務」程度には医療関係者です。
ただし、決して患者さんの前に立つことはない立場ですが。

written by 三上藤花 / 2007.04.30 01:52
三上藤花様

丁寧なコメントありがとうございます。トラックバック歓迎いたします。

written by なんちゃって救急医 / 2007.04.30 01:55
 トラックバックありがとうございます。大阪まで足を運ぶことができませんでしたが、先生の報告を読ませていただき、よくまとまっていると思うとともに、現場と患者さんサイドの認識の差を感じました。もちろん、「事故防止」のために、患者さんサイドの意見も拾うべき視点もあるかと思いますが、過去に医療サイドが開示してこなかったツケを今の現場の医師が、非難をいっぱい受けるのは理不尽に思います(少なくともインフォームドコンセントなしで手術をしていた時代の医師とはまた違う努力をしているのを評価して欲しいですけどね)。
 いずれにせよ、両者のいがみ合いは利益相反です。相互理解のためには、患者さんサイドも医師サイドも「悪いのはあっち」みたいな言い方はよした方がいいかなぁって思いました。医療訴訟が、ネガティブな「医師叩き」を招き、今後の事故防止にならないのと思う次第です。
written by SkyTeam / 2007.04.30 21:13
SkyTeam先生

コメントありがとうございます。先生のブログいつも楽しみに拝見させていただいています。

>相互理解のためには、患者さんサイドも医師サイドも「悪いのはあっち」みたいな言い方はよした方がいいかなぁ

全く同感です。同じ思いのマスコミ人と手を組むことが大事なのかなあとも思います。
written by なんちゃって救急医 / 2007.04.30 21:30
出席おつかれさまでした。
堂々と医師つるし上げの糾弾会が行われているのですね。
恐ろしき限りです。
トラバさせていただきます。
written by doctor-d / 2007.05.01 13:27
doctor-d先生

トラックバックありがとうございました。精神衛生上あまりよろしくなかったが、自分の意思で行った以上、自業自得だと思っております。
written by なんちゃって救急医 / 2007.05.01 19:58
貴重な報告となると思います。お疲れでしたネ。私なら到底最後までは・・・。
written by 雪の夜道 / 2007.05.03 04:16
雪の夜道様

コメントありがとうございます。まさかこれほどのアクセスになるとは思ってもみませんでした。報告したかいがありました。
written by なんちゃって救急医 / 2007.05.03 14:49
「自分の意見が正しいんだ!」こうやって盲信し、聞く耳を持たない人たちの意見は、一見強く、まともに聞こえてしまうんですよね。
冷静に、聞く耳を持つ人たちに節度を持って呼びかける姿勢がいいなと思いました。お疲れさまでした。
トラックバックさせていただきます。
written by 雑草研修医 / 2007.05.05 23:33
雑草研修医様

>冷静に、聞く耳を持つ人たちに節度を持って呼びかける姿勢がいいなと思いました

コメントありがとうございます。上記ご指摘も嬉しく思います。
written by なんちゃって救急医 / 2007.05.06 09:02
アメリカも10年前は今の日本と似た状況だったようですが、最近の医療訴訟は日本より成熟しているように感じています。
アメリカは訴訟社会と固定観念でみている方が多いのですが、彼等パネリストにメッセージを送りたい気分です。
written by Tai-chan / 2007.05.06 16:43
Tai-chan様

コメントありがとうございます。アメリカでも同じような時期があったとは驚きです。

written by なんちゃって救急医 / 2007.05.06 20:23
私も以前、もう10年近くなりますか、出元氏、小笠弁護士主催の会に出たことがあります。医療被害者の集まりだったようでした。
シンポジウムは先生が聞かれたようなことと同じでしたが、その後、フロアから、肺癌患者さんが手を挙げ「小笠先生、私の裁判が進まないけど、どうなってるんでしょうか」と質問(?)小笠弁護士「その話はまた今度にしましょう」と、困っておられ、会場は失笑、ちょっとしらけました。弁護士とクライアント間のIC不足。
私も手を挙げ、出元さんに「私たち産婦人科医は時間関係なく、がんばっている。それでも事故はおきることがあります。、、、」と言いましたが、何も反論なし。小笠弁護士も、困ったような感じ(これは私の主観です)でした。
なんか分からない会でした。
攻撃ばかりで、攻撃されると弱い。変な団体という印象でした。あれから進化しているのでしょうか。
written by springnana / 2007.05.11 12:18
springnana様

そうでしたか。反論なしでしたか。
それで、少しわかりました。
明らかに会の進行方針は、フロアからしゃべらせないということでした。反論に自分達は耐えられないとわかっているんでしょうね。しかし、たいしたものです。マスコミを立派に見方につけてます。
written by なんちゃって救急医 / 2007.05.11 20:51
大変貴重な報告をありがとうございました。
 医者として患者と向き合うとき、このような講演会の情報が非常に役立つ?世の中、というのが残念に思えてなりません。
 かつて勤務医として、病院の都合とは言え、内科急性期病棟、医療型療養病棟、介護型療養病棟、精神科病棟の4つの病棟に40人近い担当患者を抱えて、広い病棟を走り回ったことを思い出します。患者の家族と満足に話す時間もなく、このままではきっと事故が起こる...そんな不安に追いまくられ、犯罪者?、にされる前に病院を辞めました。
 これは極端な例かもしれませんが、患者さんやご家族とのお付き合いがきちんとできない医療情勢、患者さんの望む治療を必ずしもしてあげられない状況を患者側も理解してほしいと感じています(世界一の日本医療にも限界はありますから)。
 大切な人を亡くした悲しみ、それは医者も十分に理解しています。同じ人間ですから。仕方がない、と諦めきれない気持ちも理解できます。それでもなお、現実の医療の中で生きる人間と、あまりに大きい思考の落差には唖然とさせられます。
 それでも、大野病院の件、加藤先生は無罪だと、私の30余年の医者人生賭けて断言します。

written by Doctor Takechan / 2007.05.11 23:01
Doctor Tackechan様

コメントありがとうございます。
「あまりに大きい思考の落差」
まったくそのとおりだと思いました。

悲しみの気持ちを思いっきり向ける場所を変な方向に間違ってしまったのが、大淀病院の例だと思います。
毎日新聞の罪、この会の罪は大きいと思います。

written by なんちゃって救急医 / 2007.05.13 06:36
■高松赤十字病院のカルテ

先日のシンポジウムでは高松赤十字病院の事件も取り上げられていたな。「妊婦死亡後にカルテが書き換えられた。」と、高松赤十字病院の先生が刑事告訴された事件だが、産婦人科医会は警察に抗議しているのかな。奈良のときは、地元ですぐに大淀病院の先生を支持する声明が出ていたけれど。シンポジウム会場で配られたチラシを見ると、書き換え前後のカルテが上下に対比されていて、妊娠37週3日の診察日のカルテ記載が「Placenta やはり P か」 → 「Placenta やはり 低置か」に換わっているな。この記載の横には内子宮口を胎盤がすっぽり覆うような、エコーの所見の図示もあって、書き換え後は、内子宮口の位置がわかりにくくされた上、読み取れない文字が追記されている。このチラシに載っていた新聞記事と、会場に来ていた原告の説明によれば、経過をずっとみていて、37週3日の段階で「やはり前置胎盤か」と診断していたのに帝王切開せずに満期まで放置された結果妊婦が死亡した。また、前置胎盤の妊婦を漫然と満期まで放置したという医療ミスを隠蔽するために医師がカルテを改ざんしたということだ。一連のエコー写真まで掲載されているけれど、このカルテやエコー写真を実際に見た先生はいますか?

written by 参加者 / 2007.06.08 23:16

トラックバック一覧

裏切り (天国へのビザ)
http://blog.m3.com/Visa/20070426/2

とあるシンポジウムレポート (日々のたわごと)
http://diary.b-r.under.jp/?eid=361073

心の伝わらない患者・話の通じない患者 (天国へのビザ)
http://blog.m3.com/Visa/20070430/2

医療論争 (医者の常識、世間の非常識 ~Herr doktor~)
http://ameblo.jp/doctor-d-2007/entry-10032304544.html

[医療]まだありました。 (S.Y.’s Blog)
http://d.hatena.ne.jp/shy1221/20070430/p3

「考える」という名の押しつけ。 (雑草研修医の、脳からの落とし物。)
http://ameblo.jp/zassoblog/entry-10032747037.html

診療情報のネット流出 (kameの いい味出してね)
http://drkame.at.webry.info/200705/article_7.html

産科医は、平日の昼間に無理に産まそうとしている!? (kameの いい味出してね)
http://drkame.at.webry.info/200705/article_23.html


奈良 大淀病院妊婦死亡訴訟のマスコミ操作疑惑 (医者の常識、世間の非常識 ~Herr doktor~)
http://ameblo.jp/doctor-d-2007/entry-10037997184.html

 


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Lofoten

たまたま先生のブログに出会いました。遅レスで失礼しますが少しお尋ねしたいことがあります。

「最初に、司会者の勝村氏より、病院でのお産は病院の都合で自然分娩に逆らったもので容認できない。一方、助産所によるお産(全体の2%)は、自然分娩だからよい。そういった主張を曜日別出産のデータを示しながら論を展開していた。(この論に対しては、この方(非医療者)の意見を私も支持します。)」

この部分に対して、医師である先生が賛同されるということですのでお尋ねしたいのですが、
・病院でのお産には予定帝王切開が多数含まれていますが、そのような症例は除外した上でのデータなのでしょうか?
・同じく、予定誘発分娩の症例も含まれていると思うのですが?
・現状では、無痛分娩の大多数は本人同意の上、誘発分娩で昼間に行われる(もちろん本人同意の上)ことが多いですが、このような症例も除外されているのでしょうか?

常々このような疑問を持っていますが、元データの詳細を検討しようがないのでいまだ疑問のままです。
これまでは素人が適当に統計をもてあそんでいる、という程度にしか捉えておりませんでしたが、先生を賛同させるに足る十分なデータがあったのであれば是非ご教授いただきたいです。
by Lofoten (2007-07-03 07:50) 

元なんちゃって救急医

>病院でのお産には予定帝王切開が多数含まれていますが、そのような症例は除外した上でのデータなのでしょうか

本エントリーのリンク先より引用

、『助産所』と『手術設備のない診療所』の比較であれば一考の必要性があると思います。ですが、病院出生数から帝王切開の数を差し引いていない生データで議論することははっきり言って無茶苦茶です。

い引用ここまで。

ということで、私が支持しているのは、勝村氏の話ではなくて、日々のたわごともブログ主である三上氏の意見ということです。
by 元なんちゃって救急医 (2007-07-03 08:15) 

Lofoten

この方、とはリンク先のブログ主の方のことだったのですね。
早とちりして申し訳ありません。
by Lofoten (2007-07-03 08:29) 

医学生です。

先生、お疲れ様です。
国試勉強のためのエコー画像を探していて、ここにたどり着きました。
医療が改善されてゆくためには
患者側の正しい理解こそが必要だと思います。
感情論だけでは問題は解決しないし
このままでは、患者こそが困った立場になることは目に見えているのに
なぜ、真実が報道されないのか、
どうすれば、真実を伝えられるのか、
いつも苛立ちを覚えます。

まず、産科の問題に際しては
出産には死の危険性がある事や
それは医療によっても防ぎきれるものではない事を
ひろく一般の人々に知って頂きたいです。

このシンポジウムは、ただのデマゴーグとしか
受けとれません。
医師を侮辱するのもいい加減にしてほしい。
by 医学生です。 (2007-12-08 04:51) 

オジさんちょっとダメッポ・・・

ブログ主のなんちゃって救急医先生はお気付きだからakagamaさんのコメントに手を加えられたのだと思いますが、ここで書き込まれた「医療テ○リ○ト」という言葉だけが取り上げられて偏向報道されました。
ニュース配信元は共同通信社で、「あの人物がいる」ことでも有名なマスコミ機関です。
ネットやブログの書き込みをねじ曲げる悪意のある報道をしなければならないほど、「医療テ○リ○ト」と名指しされた人達は追いつめられているのかもしれません。
出来ましたらブログ主様から共同通信社にこの報道についての訂正を要求されることも御一考下さい
by オジさんちょっとダメッポ・・・ (2008-05-20 19:36) 

なんちゃって救急医

>オジさんちょっとダメッポ・様

ご丁寧なご意見ありがたく思います。

メディア報道とは、そのような悲しいものであると私は考えています。

促進の会+お抱えメディア VS ネット医師

の対立構図の中で、やりあったとしても、所詮それは

蝸牛角上の争い(荘子)
http://www.katch.ne.jp/~kojigai/kagyukakujyou.htm

に過ぎません。

幸い、ネット世論は、彼らの思い通りにはなっていない感触を私自身感じておりますので、今回の件で、自ら動くという選択肢はとらないでおこうと思っています。

折角のご意見ですが、ご理解の程をお願い申し上げます。


by なんちゃって救急医 (2008-05-20 20:01) 

オジさんちょっとダメッポ・・・

私の拙い書き込みにコメント有難う御座います。
ブログ主様の意向を尊重するとだけ書き込ませて頂きます。

by オジさんちょっとダメッポ・・・ (2008-05-21 00:07) 

akagama

TBさせていただきました。
ご迷惑をおかけしました。
by akagama (2008-05-21 18:05) 

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