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ついに麻疹患者がやってきた [救急医療]

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麻疹が猛威を振るい始めた。当院にもついに成人麻疹の入院患者が出た。入院時暫定診断は、EBウイルス感染の疑いだった。発熱と皮疹が引かないことから、入院後しばらくして、麻疹疑い濃厚ということになったのだ。インフルエンザがようやく下火になったと思った矢先に、今度は麻疹か・・・・・・たいへんだ。

私自身、成人麻疹を自分で診断したのは、思えば、6~7例くらいであろうか。一番印象深かったのは、大学病院在籍中に、助教授の先生が麻疹にかかり、私がその受け持ちになった例である。教授回診で、コプリック班が、大変好評であったのを記憶していらる。当の助教授先生は、ほんとにしんどそうだったが・・・・・・・・。

今回の当院例でも、入院の段階では、麻疹は全く想定外であった。同様に、過去の自検例でも、扁桃炎+蕁麻疹と引き継ぎをうけた20代男性を麻疹と診断したり、薬疹と診断され、薬を出した病院にいくように言われていた患者がしんどいということで出戻りしてきた20代男性を麻疹と診断したりしたこともあった。

まったくの個人的体験談で恐縮であるが、高熱が長く続くなあと思い始める頃に、皮疹が顔から出始めて・・・・というパターンで、ん!?と思い、口腔をのぞきにいって、特徴的なコプリック班を見つけて、ビンゴ!とする診断パターンが自分には多かったような気がする。

昔、小児科をローテートしていたとき、麻疹の1歳半の子供の受け持ちになった。もうすぐ解熱するかという時に急変、肺出血を合併・・・気管挿管、人工呼吸管理にまでなってしまった例を経験した。この子は、山を乗り越え、元気に退院していったが、麻疹の怖さを見せ付けられた一例であった。

麻疹患者は、発疹がでる前からでた直後あたりの時期に、口腔の頬粘膜のあたりに、コプリック班と呼ばれる白い斑点(紅い絨毯に塩をまぶしたようなと表現される)がでる。これが見つかれば麻疹と診断できるといわれている。コプリック班の画像

今の時期、若者の発熱には、積極的に頬の粘膜にコプリックがないかよく探さないといけない。

写真は、18歳の女性の麻疹患者に見られたコプリック班である。併せて、全身の皮疹の写真も取らせてもらったのではあるが、撮影を快諾してくれたことを感謝します。ありがとうございました。(もう何年も前の話です) ※図は削除しました。

教訓
若年者の高熱患者には、コプリック班を探せ

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麻疹が流行るって、これは明らかに国の予防接種に対する対策が間違っていたと言っているようなもので、このニュースが国内だけで海外に伝わらないことを願っています。

予防接種を徹底的にやる欧米からみると遅れている国だと思われてしまいます。
written by Tai-chan / 2007.05.17 22:49
 小児外科にいた頃、麻しんから重症呼吸機能障害を来たしてECMOをまわすまでいった事例を経験してます。
 調べてみるとECMOまで言った事例は意外と多く報告されています。麻疹肺炎、麻疹由来の呼吸不全は非常に致死率が高く怖ろしい病気です。
written by 僻地外科医 / 2007.05.18 07:20
Tai-chan先生

コメントありがとございます。ほんとに予防接種対策の誤りですね。

僻地外科医先生

コメントありがとうございます。ほんと怖いですね。麻疹の呼吸器合併症は。
written by なんちゃって救急医 / 2007.05.19 21:36

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